お肉大好きアメリカ人が選ぶ、本当に美味しい「日本のハンバーガー」ランキング
手軽にサクッと食べることができ、ボリュームも満点な「ハンバーガー」。近年日本でもニューヨークに本店がある「Shake Shack(シェイク・シャック)」など海外の人気店が続々と上陸したり、肉質やトッピング、味付けにこだわった日本独自のオリジナルハンバーガー店が人気を呼んでいます。
その人気は都市部だけでなく全国に広がり、飲食店予約サイト「食べログ」では、2017年よりユーザーから高い評価を得た各地の店舗を選出した「食べログ ハンバーガー百名店」を発表するほど。
そんな日本人も大好きなハンバーガーですが、そのハンバーガーの本場では、日本の味はどう評価されているのでしょうか。ハンバーガーの歴史をたどると、諸説ありますが1904年にアメリカで開催した「セントルイス万国博覧会」の会場で売り出されたことが始まりと見られています。
そこで今回は、日本の食文化に感銘を受けて約5年前に来日したというアメリカ・カリフォルニア州出身のスミスさん(仮名・40代)一家5人に、日本の好きなハンバーガーや、アメリカ人にとってのハンバーガー愛などを聞いてみました。
アメリカ人にとってのハンバーガーは、最大公約数的な母の味
筆者(以下、筆):アメリカ映画やドラマでよく見かけて、なんとなくアメリカらしいなと感じる食べ物といえば、警察官が食べているドーナツやオフィスで食べるハンバーガーにピザ…なんてイメージがあるのですが、実際にハンバーガーはアメリカ在住の皆さんにとって、どのような存在なんですか?
スミスさん(以下、ス):あぁ、道ばたで警察官がドーナツを食べてるやつね。確かにアメリカでもたまに見かけたけど、なんでだろうね?多分、彼も映画を見てドーナツを食べなきゃと思ったんだろうけど。オニギリの方が美味しいし。
ス:アメリカ人にとってのハンバーガーは、最大公約数的な母の味みたいなもんなのかな。日本人だと、多少の味の違いがあっても、お味噌汁とかが母の味じゃない?でも、アメリカは人種がさまざまだから、家庭の味もそれぞれ。
僕はおじいちゃんがカナダ人だったから、甘くてハイカロリーか、よくわからない寄せ集めのハイカロリー料理をよく食べさせられていたんだけど、これはカナダ系アメリカ人の家庭の味だね。
だけどハンバーガーは人種関係なく、宗教上の理由がなければアメリカに住んでいるほとんどの家庭で食べられていると思うから、最大公約数的な母の味。
筆:なるほど、最大公約数的な母の味。わかりやすいですね。ちなみに、お味噌汁みたいにその家ごとのこだわりってありますか?
ス:アメリカ人は日本人みたいに繊細な舌を持っていないから(※スミスさん個人の見解です)、こだわりなんてあまり考えないんじゃないかな…。パンにケチャップと肉さえ挟めばハンバーガーだって思ってそう。サンドイッチもハンバーガー。でも、そのシンプルさ、手のかからなさで美味しいのがハンバーガーの魅力だね。
あ、でもバーガーの焼き加減はケンカになることがあるから気を付けるね。
こだわりがないと言いつつも、肉の焼き加減と味わい方にはウルサイそうです